本日はpart21です。今日は3問のボリューム版です!
※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。
第39問
Friedの提唱するフレイルの基準に当てはまらないものを1つ選べ。
1.体重減少
2.易疲労性
3.歩行速度低下
4.複数回の転倒歴
5.身体活動量低下
解答・解説
正解 4.
1.その通り。
2.その通り。
3.その通り。
4.転倒歴も筋力やバランス能力低下を反映したものではあると思いますが、Friedの基準には挙げられていません。よって誤り。ここに入るのは正しくは握力低下ですね。
5.その通り。
Friedらによると、体重減少、易疲労性(主観的疲労感)、身体活動量低下、歩行速度低下、握力低下の5項目のうち 3 項目が当てはまればフレイルとし、1〜 2 項目が当てはまる場合はフレイル前段階として定義されています。要介護に至る前段階として、よく用いられる用語ですよね。心リハを実施するうえでも、もともとのベースとしてフレイルがある方の場合、プログラムの内容や進め方に注意が必要です。
「心臓リハビリ標準プログラム」の心不全の項では「特別に注意が必要な症例」としてフレイル症例について取り上げられていました。
ここ最近のトピックスが問題に取り上げられることが多いですから、フレイルの基準についてはしっかり覚えておきたいところです。
心臓リハビリ標準プログラムについてはこちらの記事でも触れていますのでご一読ください。
第40問
食品交換表の「Ⅰ群:主にたんぱく質を含む食品」に含まれない食品はどれか。2つ選べ。
1.かまぼこ
2.しらす干し
3.チーズ
4.ソーセージ
5.豆腐
解答・解説
正解:2.3.
1.4.5.はいずれもⅠ群:主にたんぱく質を含む食品に当てはまります。
2.3はⅡ群で主にカルシウムを含む食品です。
第41問
マイクロカウンセリングの技法の単位の中で、誤っているものを1つ選べ。
1.感情の受容
2.繰り返し
3.感情の明瞭化
4.感情の反映
5.感情のコーピング
解答・解説
正解:5.
1.2.3.4.その通り。
これらの言葉はカウンセリングで使う場合、通常の日本語的な意味合いと少し違っていることがあります。
たとえば「繰り返し」は相手が話した話題のエッセンスを(個人的な解釈などをはさまずに)繰り返すことです。単なるおうむ返しとは違いますので、注意しましょう。
5.コーピングとはストレスに対する対処で使用する用語ですね。よって誤り。
まとめ
第39問はフレイルに関する問題でした。
心リハ学会でも頻繁に取り上げられているテーマですので、今回取り上げた基準は頭に入れておいて損はないと思います。
第40問は食品交換表に関する問題でした。
解説で述べたように、狙われやすいポイントはある程度決まっていますので、今のうちに対策しておきましょう。昨年は、直前の講習会で栄養士さんが話した内容がそのまま結構出ていた気がします。ですからテキストだけでなく、直前の講習会もしっかり聞いておきましょう。
第41問はカウンセリングに関する問題でした。この辺は覚えれば正解できます!お腹いっぱいですが、がんばりましょう(笑)
ということで、今日は3問のボリューム版でお届けしました。
part21はこれで終了です。またお会いしましょう!