【METsで運動処方できますか?】心リハクイズpart19

梅雨が明けたと思ったら今度は台風。この時期はなにかと天気に振り回されがちな時期ですね。

今日は都内はあいにくの空模様ですが、子どもを保育園に送って行く朝の時間帯は降らずにもちこたえてくれたので、「今日はついてる」とポジティブにとらえることにします(笑)

では本日はpart19です。さっそく行きましょう!

※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。

第35問

身体活動とMETsの組み合わせのうち、誤っているものを2つ選べ。

1.自転車エルゴメータ(30-50Watts)ー3.5METs

2.掃除機をかけるー3.3METs

3.自動車や軽トラックの運転ー2.5METs

4.ゴルフ(歩いて移動、自分でクラブを運ぶ)ー3.5METs

5.水泳:クロール(ふつうの速さ、45.7m/分未満)ー5.3METs

解答・解説

正解  4.5.

1.その通り。高齢者のリハビリの場合、このへんの負荷量から始めることが多いですよね。

2.その通り。

3.その通り。座位での活動ですから意外と低いです。

4.ゴルフはパワーカートを使用すると3.5METs。歩いて移動し、自分でクラブを運ぶ場合は4.3METs。よって誤り。

5.平泳ぎ(レクリエーションレベル)が5.3METsです。

クロール(ふつうの速さ、45.7m/分未満)は8.3METsとかなり高いんです。確かに四肢の可動範囲、体幹の回旋など、クロールのフォームを考えるとかなり大きな動きですから、その分酸素消費量は上がりそうですよね。よって誤り。

ちなみに、水泳で最強なのはバタフライで13.8METsです(笑)。

第36問

自律訓練法について、正しい内容を1つ選べ。

1.ドイツの心理学者アイゼンクによって体系化されたものである。

2.背景公式を含め合計6段階の公式から成り立っている。

3.循環器系の疾患がある場合、第4公式を省略することがある。

4.本人が自分の行動を毎日記録し自己評価することで、行動の変化を図る手法である。

5.めまいやふらつきが起こることがあるため、訓練後は消去動作を行うことが推奨されている。

解答・解説

正解:5.

1.ドイツの精神科医シュルツによって体系化されたものです。アイゼンクは行動療法を理論化した学者。よって誤り。

2.背景公式を含め合計7段階の公式から成り立っています。よって誤り。

3.循環器系の疾患がある場合、心臓への受動的注意集中が困難なため、第3公式「心臓が静かに打っている」を省略することがあります。

第4公式「楽に息をしている」を省略するのは気管支喘息や過換気症候群などの呼吸器疾患がある人。よって誤り。

4.セルフコントロール技法の一つである自己監視法の説明。よって誤り。

5.その通り。

まとめ

第35問はMETsに関する問題でした。METsも運動処方するうえでは必ず理解しておかなければならない項目です。

私も心リハ外来で患者さんから、「そろそろ登山していいかな?」と相談されたときは、METsの一覧表を見ながら、(頭には全部入っていないので笑)「何Kgの荷物で、どの山に登るんですか?」などと情報収集して、その方にとって適切な負荷量なのかどうか考えていました。

「どの運動がどのくらいの運動強度なのか。」「その患者さんの運動耐容能と照らし合わせて大丈夫なのか」ということを考慮したうえで患者さんに生活指導をしなければいけませんので、歩行やスポーツはもちろん、ADL動作でどのくらいのMETsになるのかというところはおさえておきましょう。

第36問は自律訓練法に関する問題でした。

自律訓練法は公式や消去動作など、メソッドが比較的わかりやすいので、このような五択の問題にするにはぴったりな題材です(笑)。

こういう問題は知っていれば解けますので、直前でもいいので基本的な情報をまとめてインプットしておきましょう。

ということで、part19はこれで終了です。

試験まで引き続き、ちょくちょく更新していく予定ですのでお楽しみに!

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