【心リハの対象疾患とは!】心リハクイズpart27

ひさしぶりの心リハクイズです。

オンライン講座の準備・運営にわりと時間を割いていたので、こちらはすっかり更新が止まっていましたが、時間があるときに一問単位でちょこちょこ更新していこうかと思います。

今日の問題)

「心大血管疾患リハビリテーション料」の対象となる疾患として、誤っているものを2つ選べ。

1.閉塞性動脈硬化症 fontaine分類Ⅰ度の患者
2.急性心筋梗塞に対するCABG術後患者
3.狭心症に対するPCI治療後患者
4.大動脈弁狭窄症に対するTAVI治療後患者
5.慢性心不全(心胸郭比60%)の患者

正解は下の方にあります!⬇︎⬇︎⬇︎

正解
1.5.
末梢動脈閉塞性疾患の場合は「間欠性跛行を呈する状態」が対象となりますので、fontaine分類でいうとⅡ度以上が当てはまります。よって1は誤り。

慢性心不全の場合は、

左室駆出率40%以下、最高酸素摂取量が基準値80%以下、脳性Na利尿ペプチド(BNP)が80pg/mL以上の状態のもの又は脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)が400pg/mL以上の状態のもの

という条件を満たしている必要があります。心胸郭比は心不全の評価自体には用いられますが、心大血管リハビリテーション料の基準には含まれていません。よって誤り。

あと重要なところとしては4.の経カテーテル大動脈弁置換術ですね。平成30年の診療報酬改訂で、心リハで算定できるように追加されています。

急性期で心リハに関わっている方は頭に入っている内容だと思いますが、ふだん心リハの算定をしていない方の場合はなかなか覚えるのが難しいところかと思いますので、この機会におさえておきましょう!

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