【実際の心電図から考えてみよう】心リハクイズpart13

今日も東京は朝から雨。だいぶ梅雨らしい気候になってきました。

さらに今日は気温も低めなので、身体も冷えやすいですよね。

ということでランチはあたたかい蕎麦にしてみました。鴨南蛮は私が愛してやまない料理の一つです。日本に生まれてよかった、と思いますね(笑)

みなさんも体温の変化には気をつけましょう!ということでpart13です。

※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。

第22問

体温調整に関わる熱移動の方法のうち、当てはまらないものを1つ選べ。
1.代謝
2.伝導
3.輻射
4.蒸発
5.対流

解答・解説

正解 1.

1.代謝とは、大まかにいうと生命維持のために身体の中で次々と物質を作り変えエネルギーを産生していくことですね。熱移動の方法とはいえません。よって誤り。

2.伝導とは熱が物質の移動なしに高温部から低温部へ伝わることです。

3.輻射とは周囲の空気の温度が変化することなく、電磁波の形で熱が物体間を移動することです。

4.蒸発とは水分が蒸発して水蒸気になるときに気化の潜熱を物体より奪うことです。生体固有の機能である発汗も含む用語です。

5.対流とは動いている気体や液体により熱エネル ギーが運搬されることです。

第23問

40歳男性(身長172cm、体重84kg)の安静時に記録したⅠ誘導の心電図を示す。心拍数は65回/分である。以下の選択肢の中で誤っているものを2つ選べ。

ただし心電図の縦線の1目盛は0.04秒、横線の1目盛は0.1mvとする。

1.PQ間隔は約0.12秒であり、正常範囲内である。

2.この男性に運動強度0.6で目標心拍数を設定すると、146回/分である。

3.BMIは28.4で、1度肥満に分類される。

4.QRS幅が0.1秒以上になっており、心室の興奮伝導速度の遅延が示唆される。

5.標準12誘導心電図とは四肢誘導と胸部誘導の合計10個の電極で、12の方向に電気の流れを測定するものである。

解答・解説

正解:2.4.

1.その通り。0.12-0.2秒が正常範囲とされています。

2.目標心拍数=(予測最大心拍数-安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数ですから、[(220-40-65)×0.6]+65=134回/分となります。

よって誤り。

3.その通り。BMI= 体重kg / (身長m)×(身長m)で計算します。

4.QRS波の正常値は0.06-0.1秒とされています。この心電図ではQRSはおよそ1.5目盛り分ですから、0.06秒で正常値です。よって誤り。

5.その通り。

まとめ

第22問は熱移動に関する出題でした。

これはもう知ってるか知らないか、という種類の問題ですね。PTの国家試験に出てもおかしくないような内容ですが・・・みなさんもう忘れてますよね。私は忘れてました(笑)

意外と盲点なので改めて復習しておきましょう。

第23問は架空症例のデータや心電図から評価していく問題でした。

なかなかいやらしい問題ができたのではないか、と自負しております(笑)。

少なくともカルボーネン法の式と、BMIの選択肢に関しては計算しなければいけませんので、ほとんどの人の場合それだけで1分以上はかかってしまうでしょう。

こうした「時間食い問題」にハマって4−5分考えていると、、、本来解けるはずの他の簡単な問題に取り組む時間がなくなってしまいます。

こういう問題に出会ったら、まずは後回しにしてすぐ解けそうな問題を終わらせてから取り組んでいきましょうね。

心電図の勉強をするときは、どうしても不整脈ばかりに目が向きがちですよね。基本としてまずは正常心電図がどうなっているのか、というところを改めて復習しておきましょう。

ということで、part13はこれで終了です。

問題に正解すると、「ああ、はいはい」ということで満足して終わってしまうことが多いと思いますが、迷った選択肢についてはなかったことにしていませんか(笑)?

理解が曖昧だった部分を改めて振り返り、自分で自分にフィードバックしていくことが知識の定着には一番重要です。過去の問題も振り返りつつ、勉強を進めていきましょう!

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