先日テニスの試合をテレビで見てたんですが、ちょうど客席の下のフェンスのところに「BNP 〜」っていう広告が出ていました。
私の中ではBNPというともちろんヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドですから(笑)、なにか医療に関係がある商品や企業かと思って調べてみたら、外資系のメガバンクでした。
・・・ということで勉強しすぎもよくありませんね(笑)。適度に休息を入れつつ心リハ指導士の勉強を進めていきましょう。
※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。
本日は、試験対策part7です!
第10問
心理的ストレスに関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
1.心筋梗塞後の患者のうち約45%が、何らかの抑うつ状態を有するとの報告がある。
2.タイプD性格はネガティブな感情の自覚が高く、ちょっとしたことでイライラしたり怒りを表出する傾向がある。
3.タイプD傾向や抑制型対処傾向は、三枝病変の有無よりも心臓死との関連が強い。
4.運動や大声を出すことで身体を活性化し、ストレス反応を沈静化させる手法をリラクセーションと呼ぶ。
5.心理的ストレスへの対処法として、認知行動療法は特に抑うつ症状の強い患者に対し効果が期待できる。
解答・解説
正解:4
1.その通り。
2.その通り。
3.その通り。
4.運動や大声を出すことでストレス反応を沈静化させる手法はアクティベーション。リラクセーションは腹式呼吸などを用い交感神経の亢進を抑制する手法。
5.その通り。
第11問
レジスタンストレーニングについて誤っているものを2つ選べ。
1.重症で症状のある大動脈弁狭窄症であっても、レジスタンストレーニングは積極的に実施可能である。
2.レジスタンストレーニングはインスリン感受性を改善させる効果がある。
3.心筋梗塞患者の場合、最低でも発症から5週間経過したところで導入を検討する。
4.上肢の運動は1RMの30-40%の負荷量から開始することが推奨されている。
5.ペースメーカーや除細動器の挿入者はトレーニングの絶対禁忌である。
解答・解説
正解:1.5
1.重症で症状のあるASは絶対禁忌です。
2.その通り。
3.その通り。
4.その通り。下肢は50-60%と上肢よりもやや高めから始めます。
5.ペースメーカーや除細動器の挿入者は相対的禁忌として挙げられています。医師と相談のもとで、トレーニング可能か判断していくことになりますので、絶対禁忌ではありません。
まとめ
第9問は心理的ストレス、性格と心疾患の関係に関する出題でした。
タイプDと抑制型対処については、講習会でも重要なポイントとして挙げられていました。それぞれの特徴を挙げられるようにしておきましょう。
しかし、三枝病変よりリスクが高いなんて・・・心理面の身体への影響ってこわいですね。
また、リラクセーションとアクティベーションのそれぞれの言葉の定義や、抑うつ、不安などそれぞれの症状に適したカウンセリング技法についてもおさえておきましょう。
このあたりは計算問題ではないので、「知っていれば解ける」問題です。覚えていることがそのまま得点になりますので、取りこぼさないことで合格率がぐっと高まると思います。
第10問はレジスタンストレーニングに関する問題でした。
有酸素運動と比べるとどうしても勉強が二の次になりやすいところかと思います。
実際に外来でのリハビリなどでは、有酸素運動とレジスタンストレーニングを組み合わせてプログラムを組み立てていくことがほとんどですから、この辺の知識も心リハに関わる上では重要になってきます。
特に絶対禁忌・相対禁忌、レジスタンストレーニングの導入時期は出題の可能性が高いと思われますので、しっかり頭に入れておきましょうね。
いかがでしたか?
part7はこれで終了です。だいぶ問題数も増えてきました。過去の問題も振り返りつつ勉強を進めていきましょう!
コメント
試験を控えてるものです。過去問がないのが不安なため、少しでも勉強させて頂きます。更新楽しみにしてます(^O^)
えでぃさん、コメントありがとうございます。私も昨年の今ごろは過去問がない不安と戦っていました(笑)
試験勉強に役立つ実践的な内容のブログにしようと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします!