【禁煙外来について復習!】心リハクイズpart18

ここ10年くらいで喫煙者ってかなり減ったと思いますが、心リハで関わる方はなかなか禁煙できず悩んでいる(または周りが悩んでいる)ケースも多いですよね。

ということで本日はpart18です!

※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。

第33問

禁煙について述べた以下の内容のうち、誤っているものを1つ選べ。

1.ブリンクマン指数400以上は肺がん発生率が非喫煙者と比較し約5倍上昇するとされている。

2.30歳未満であれば、ブリンクマン指数に関わらず健康保険を使用して禁煙外来を受診できる。

3.過去に健康保険で禁煙外来で治療を受けたことがある場合、前回治療の初回診察日から1年以内は自由診療となる。

4.ニコチン依存度スクリーニングテストで5点以上の場合ニコチン依存症と診断される。

5.ニコチンガムは一般用医薬品であり、健康保険の適用外である。

解答・解説

正解  2.

1.その通り。

2.35歳未満であれば、ブリンクマン指数に関わらず健康保険を使用して禁煙外来を受診できます。

禁煙外来はブリンクマン指数200以上でなければ保険適用できない、という条件がありますが、2016年4月より35歳未満の人にはこの条件がなくなりました。よって誤り。

3.その通り。

4.その通り。

5.その通り。ニコチンを含まない飲み薬や一部のニコチンパッチは、医師の処方のもと、保険適用可能です。

第34問

体重80kgの患者に対し、外来にて4METsの運動を30分間実施した。運動療法中のエネルギー消費量(kcal)として予測される数値を1つ選べ。

ただし、1METは3.5mlO2/kg/minとする。

1.126kcal

2.168kcal

3.180kcal

4.184kcal

5.245kcal

解答・解説

正解:2.

エネルギー消費量=1.05×体重×METS×時間で計算できます。

今回の問題に当てはめると、

エネルギー消費量=1.05×体重(80)×4METS×時間(0.5)=168となります。

この計算式は頭に入れておくようにしましょう!

まとめ

第33問は禁煙に関する問題でした。

禁煙については第4問でも取り上げていますので復習してみてくださいね。

おはようございます。本日も試験対策part4でございます。 なお、問題は作りおきではなくその都度作っていま...

今回の問題では禁煙外来について少し突っ込んで取り上げてみました。患者さんに禁煙指導をしていく際に、ただ「やめましょう、身体に悪いですよ」というだけではなかなか効果がありません。

禁煙外来ではどんなことができるのか、保険はどんな条件が合えば使えるのか、といった内容をしっかり説明できることが重要だと思います。

特に35歳未満はブリンクマン指数に関わらず保険適応可能、という点は最近変更になったポイントですので、狙われやすいところかもしれませんよ(笑)。頭の片隅に入れておきましょう。

第34問はエネルギー消費量に関する問題でした。METSやエネルギー消費量、BMIなど、計算問題はいろいろな形で出てくると思いますので、基本的な計算式は改めてチェックしておきましょうね。

では、part18はこれで終了です。基本的なところをこつこつと復習していきましょう!

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