【最終確認!抗血小板薬/急性心不全の離床】心リハクイズpart26

本日はpart26です。さっそく行きましょう!

※私が個人的に勉強した文献、参考図書をもとに問題を作成しておりますので、可能な範囲で内容を吟味はしていますが、その正確性を保証するものではありませんのでご了承ください。

第52問

抗血小板薬に当てはまらないものを一つ選べ。

1.シロスタゾール
2.リバーロキサバン
3.チクロジピン塩酸塩
4.アスピリン
5.クロピドグレル硫酸塩

解答・解説

正解  2.

2.以外はいずれも血小板薬です。一般名だけではピンと来ない方もいるかもしれませんので、商品名もカッコ内に載せておきます。リバーロキサバンは主に非弁膜性心房細動や肺塞栓症、深部静脈血栓症の予防に使用する抗凝固薬ですから、混同しないようにしましょう。

1.シロスタゾール(プレタール)
2.リバーロキサバン(イグザレルト)
3.チクロジピン塩酸塩(パナルジン)
4.アスピリン(バイアスピリン)
5.クロピドグレル硫酸塩(プラビックス)

抗凝固薬と抗血小板薬は、心リハに関わっていると耳にする機会が非常に多い薬剤です。基本的に抗凝固薬は赤色血栓の予防に、抗血小板薬は白色血栓の予防のために使用します。それぞれの働きの違い、副作用をしっかりおさえておきましょう。

第53問

急性心不全の急性期離床プログラムにおいて、Stage3から4へ進む際に行う負荷試験として正しいものを1つ選べ。
1.40m歩行テスト
2.端坐位
3.80m歩行テスト
4.6分間歩行テスト
5.10m歩行テスト

解答・解説

正解  1.

1.その通り。
2.端坐位はStage1から2へ進む際に実施
3.80m歩行テストはStage4から5へ進む際に実施
4.6分間歩行テストはStage6のクリアを確認するために実施
5.10m歩行テストはStage2から3へ進む際に実施
※参考文献:日本心臓リハビリテーション学会発行「心不全の心臓リハビリテーション標準プログラム(2017年版)」

まとめ

第52問は抗血小板薬に関する問題でした。

思い出してみると私は昨年受験する際、どちらかというと心不全の治療薬や強心薬を中心に覚えていた記憶がありますが、血液サラサラのお薬も忘れてはいけません(笑)。一般名でしっかり覚えるようにしましょう。

第53問は心不全の急性期離床プログラムに関する問題でした。下記の記事でも触れていますが、「心臓リハビリ標準プログラム」はぜひ大まかな内容を頭に入れておきましょう。

今日は「ラスト1か月で確認しておくべき3つのこと」と題して、意外と忘れがちな試験までに準備しておくべきポイントをみなさん...

特に心不全の急性期に、どの負荷をクリアすれば次のステージに進めるか、というところは狙われやすいポイントと思われますので、この機会に覚えてしまいましょう!

ということで、part26はこれで終了です。

よく試験前の時間の使い方について質問されるんですが、学会に参加し、かつ次の日に試験も受ける方ってけっこういると思います。

個人的な意見ですが、日中フルで動き回って夜の講習会でぼんやり、なんてことがないように、できれば日中は夜の講習会に向けて可能な範囲で体力を温存しておくことをおすすめします(当然それぞれの方の体力によりますが)。

大事なのは「本番のコンディション」ですから、試験時間に頭と身体の調子がピークになるように、ご自分の体力と相談しながらうまく調整していきましょう。

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